HWLABO 北陸型木の住まい研究会

長期優良住宅のメリット

日本では2006年に制定された「住生活基本法」を受けて、当時の福田首相が「200年住宅ビジョン」を掲げました。住宅を流通・建設・金融・維持管理・街並みの分野に分け、それぞれで200年住宅を実現すべく施策を行なっていくというもの。長期優良住宅はこれを基にしたビジョンとなります。現在、一年間で建てられる一戸建ての長期優良住宅は、全体の約23%程度。税制面での優遇や地域型住宅グリーン化事業としての補助金の交付、フラット35Sの金利引き下げなどメリットもあります。これから徐々にこの割合は増えていくでしょう。

長期優良住宅で建てると、税制の優遇が受けられます。

控除期間10年 所有権
保存登記
所有権
移転登記
不動産
取得税
固定資産税
居住年 控除
対象限度
最大控除額
一般住宅 H26~H30 4000万円 400万円 1.5/1000 3.0/1000 1200万円
控除
1~3年目
1/2軽減
長期
優良住宅
H26~H30 5000万円 500万円 1.0/1000 2.0/1000 1300万円
控除
1~5年目
1/2軽減

※横スクロールで表をスライドできます。

  1. 長期優良住宅

    7つの条件

  2. 耐震性能

    地震に強い安心の家

    大規模な地震に対して、
    倒壊しにくく、損害が少なくて済む
    一定の耐震性が必要です。

  3. 耐久性能

    躯体のしっかりした長く住める家

    長く住み継いでいくためには、
    構造や骨組みに耐久性能を
    持たせる必要があります。

  4. 維持管理・
    更新の容易性

    メンテナンスの容易な家

    耐用年数の比較的短い内装や設備は、
    メンテナンスやリフォームがし易い
    家にしなければなりません。

  5. 省エネルギー
    性能

    地球にも、家計にも優しい家

    断熱性能など、
    一定の省エネ性能が確保
    されている必要があります。

  6. 住戸面積

    暮らしやすい広さを確保した家

    暮らしやすさの点から、
    住まいには一定の広さが必要です。

  7. 居住環境

    地域の街並みと調和した家

    地域の街並みと調和した家。

  8. 維持保全計画

    計画的なメンテナンスができる家

    建築時から将来を見据えて、
    定期的な点検・補修などのメンテナンス
    計画をたてておくことが必要です。